今回は登山の話をしようと思う。
何を急な滑り出しでいきなり登山なんてパワーワード吐き出してるんだ!って思うかもしれない。でも実際今まで38年間登山ワードは頭になく生きてきたし、普段の仕事が現場仕事で体使いまくってるのに、休みの日に改めて登山に行くなんてって思っていたと思う。
だけどよくよく考えて欲しい。ていうか考えたからこの投稿を書いている。38歳になった今の自分は、休みの日といえばこうやって書き物したり、YouTubeの動画編集したりと完全にインドアな生活になっている。身近に彼女がいないのも原因の1つだろう。
それに最近では水耕栽培も興味を持ち出し、さらには自宅で朝食用のパンまで自分で作り始めた。もう完全に外に出ない生活になっている。
さて、ここまでの話を踏まえて話を進めるけども、お前の未来は運動不足で体が動かないただのオッサンになってしまうぞ?
そう、38歳の自分は将来の自分に対して非常に不安に思った。インドアな生活で発信することは悪くない。他人と関わるのが苦手な自分だからインドア自体は最高の環境だろう。ただ、どうだろう?動かない体を携えて老後を生きるのは不安ではないか?
お前の母親はインドア生活の大先輩だ。だが、何事もない平地でズッコケるくらいの足元具合だぞ?明日は我が身だぞ?人の振り見て我が振り直せって言葉もあるだろ?
そんな前振りがありつつ、半年前の俺に登山を勧めてみたいと思う。
では本題に入っていこう。
登山は1人でも十分できる
まず他人と一緒にいるのが苦手な俺という大前提を考えた時に、登山は結構理にかなった選択だと思う。
たしかに登山は道具の準備にビビるくらいお金がかかるし、山に実際に行くのもお金がかかるらしい。(正確にはまだ行ったことがないから調べた限りはという条件が付く)まぁ安くない出費になるだろう。きっと今の自分なら「引きこもってただ家にいれば安上がりだ!」なんて思うんだろう。でも安く上がった分、自分の健康が蝕まれていたら、それは自分が本当に望んだ結果なんだろうか?
何事も健康第一。結局元気な体があってこそ、いろんなことにチャレンジできると思うのだ。
もう1つ言っておく。お前が昔から大事だと思って今までの人生の大半を注いできたお金を稼いで貯めるってやつ。あれ、正直二の次だぞ?考えてみろ。お金がたくさん貯まりました。嫌な仕事をする必要がなくなりました。ただ、今の私にはやりたいことがありません。これって楽しい人生を送れているだろうか?
今の自分から言えることは、お金を貯めることも今は重要だ。お金を稼ぐことも大事だと言っておこう。ただやりたいことや今やっていることを大事にすることも、その何倍も大事だぞ!って言っておく。今は38歳でもうオッサンだと自分では思っている。ただな、今の現時点で行動を開始すれば、ざっと見積もってあと40年も人生を生きることになる。今までの人生と同じ時間を、有意義に過ごせる可能性を持っている。これはさっさと行動する以外に選択肢はないと思う。
面倒そうな登山だと思うが、1つ言っておきたいことがある。登山は1人でもできるぞ?(1人で出来るって結構パワーワードだろ?)
ソロ登山という言葉もあるくらいだ。ただ自然を相手にすることになるから、半端な覚悟や経験では全くもって対応できないことは考えるまでもない。ただチャレンジすることはできるし、そういうのが自分は好きなタイプではないか。
もう1つ言っておきたいことがある。今までずっと雨の日が好きじゃなかったよな。正直これを書いてる今も、雨の日は気分が憂鬱なことが多いぞ。ただ登山を始めると、雨の日に引きこもる選択肢から解放される。雨の日も外に出かけれるんだ。
雨の日に外に出かけるなんて嫌なことだ。そんなふうに思うかもしれない。でも考えてみろ?今まで雨のせいで出かけれなかった自分が、登山を始めることで、全ての日を活動的に生活することができる。ある意味、我慢する日がなくなるというわけだ。これってストレス要因が1つ減らないだろうか?
登山は大人向けのアスレチックだと思ったらどうだろう?
昔から秘密基地が好きだったり、人が来ない場所を探すのが好きだったよな。
今の登山は人気の山なんかに行くと、ごちゃごちゃと登山客や観光客も多いらしい。ただ山なんて日本に無数にある。ましてや登山人口なんて限りがある。あとは経験と想像力の世界だ。人がいない場所を見つけるのが得意だった自分の、本領を発揮できる時ではないか?
今はひたすら登山の情報と道具を揃えている真っ最中だ。きっと半年前の自分では想像できないことが始まっているだろう。ただそれが半年後の自分の生活だ。(今は中年向け登山雑誌も買い集めているぞ?)
登山の情報を集めまくっていると、ふと思うことがある。「大の大人がニコニコしながら山を上って下がってを繰り返している様は、まさに大人のアスレチックではないか」とそう思うことが多いんだ。(大人もでっかくなったただの子供だ)
公園なんかに行けば、アスレチック広場やら遊具などもあっただろう。あれ、昔がむしゃらに遊んだ記憶がある。結構好きだったと思うんだよな。「これ乗ったらどうなるんだろう?」「あそこまで行ったら何が見える?」そんなことを考えながら楽しんでいた記憶が思い出される。(思い返すだけでなんかワクワクしてくるな!)
登山も本質を捉えると、大自然を舞台にしたアスレチックだと思うんだ。冒険ストーリーと言い換えることもできるかもしれない。ぶっちゃけ自分がよく知らないだけで、マジで無数な人間が登山を楽しんでいるらしい。
大人になっても繰り出せる自然相手の場所なんて、考えてみるとワクワクしてこないか?
登山を始めるならまず命を守る装備から集めよう
登山かと思ってYouTubeなんかを眺めていると、楽しそうに山を登っている人の姿が多く見える。登山と並行してULっていうウルトラライトという、非常に軽い装備で過ごすスタイルも興味を持ち始めている。(やっぱり恋愛も登山も人生も重いより軽い方が気楽だろ?)
まぁキャンプ道具を調べて、道具を集めている時にも同じくULって単語を耳にしたし、実際いくつもの動画を見ることにもなったからわかると思う。
UL(ウルトラライト)を意識するかしないかに関わらず、「登山いってみよう!」ってなると、軽めの格好して飲み物1本でも片手に行けばOK!みたいに感じるかもしれない。ただ、実際にいろんな知識を吸収しだすとそうはいかないことがわかってくる。
登山を始めるなら、まず初めに命を守る装備を固める準備から始める。「孤高の人」って漫画を昔読んでいるから知っていると思う。登山経験がなかった花ちゃんが、山で低体温症で活動停止して動けなくなった時のことを。


そんな時に主人公の加藤文太郎が発見したことでことなきを得たが、あれは加藤文太郎の経験値と装備によって命を救われた例の一部だ。それくらい登山は、素人がおいそれと始めるにはハードな世界であるということだ。
マジで自然相手には馬鹿にしない方がいい。普通に命を持っていかれる世界だと認識しよう。
山で命が事切れるときってどんな時だろう
山で命の火が燃え尽きる時。それはどんな時か少し想像してみよう。
- 山で活動停止することになり、身動きが取れなくなる時
- 怪我で負傷して自力下山できない時
- 雨で打たれて低体温症で活動が停止した時
- 水分不足になり活動停止した時
- 食糧不足で活動エネルギーが切れた時
- 想定外に暗くなってどこにも身動きが取れなくなる時
もっとあるかもしれないが、こんなことが想像できる。どれも厄介なケースだ。一番ソロで警戒しないといけないのが、怪我による活動不能というケースだろうか。
「楽しい登山」というキャッチフレーズがありそうではあるが、怪我した途端、全くもって楽しさのかけらもなくなるだろう。一番始めの登山のイメージからは想像していなかった、自分が怪我をしてしまうというリスク。可能性は0(ゼロ)ではない以上、それに備える必要があるだろう。
登山でレインウエアは必須装備と言われている。「えっ?登山なんて晴れる日しか行かないよ?」そう思うかもしれない。でも山の天気は変わりやすいと言われるくらいで、登山前の想像とは違って、天候が荒れることも想像する必要がある。(想像しなくても準備が必要だ)レインウエアは使わないかもしれない。でも準備しておくことで、万が一に対処することができるようになる。万が一でも可能性に備えて準備することで、自分の命を守ることにつながる。(自分の身は自分で守る!ソロの鉄則だろ?)
水分や食糧不足も問題だろう。山に行くんだから、スーパーもなければコンビニもない。自分が持っていたものがなければ、食べることも飲むこともできないだろう。初心者ということを考えると、自分がどれくらい飲んだり食べたりするのかもよくわからないだろう。そして、自分が行こうとしている目的地にはどれくらいの備えが必要なのかもよくわからないだろう。わからないというのは非常に危険だ。
何度も言っていることだが、自然はマジで甘くみない方がいい。備えすぎるに越したことはない。遭難者の話も毎年聞くし、遭難している人なんて備えているわけもなく、ましてや自分が遭難するなんて!って思って実際に遭難しているんだから備えるに越したことはないわけだ。
山に入ったら日が入らずに、日が落ちてしまって暗くなることもあり得るだろう。「日帰り登山だから明るいうちに帰るんだ」そう考えるのは自由だが、明るいうちに帰れる保証はどこにもないし経験値もないだろう。経験豊富な登山者でも、想定外の事態で遅くなるというケースもよくあるみたいだ。なら経験も体力もないただの初心者が、ベテランよりも装備を軽くして「山を甘くみて」登山してどうするんだ。
山の中で行動不能になるケースも考えられる。例えば夏時期で山でも寒くなく過ごせる時期ならまだ大丈夫かもしれないが、春先や秋口など朝晩がガッツリ冷え込む時期もある。また山の気温は高くなりにくく、想像以上に山の上は寒かったということもあるだろう。そんな普段の環境とは違う山の環境で、行動不能になったらどうする?
風が当たらない場所に移動する?穴倉を見つけて世が開けるのを待つ?本当にそんな行動ができるだろうか?怪我して行動不能ならどうする?運よく見つかるはずの穴倉が見つからなければどうする?きっとその場で一晩過ごすことになるだろう。そんなときの装備も最低限は備えないと問題がないだろうか?
覚えることも準備することも非常に多い登山だが、でもきっと楽しい時間になると思う
ここまでの話を読み返すだけでもなんだか登山ってとっつきにくいなと感じたり、覚えることが多すぎて大変だ。と思うかもしれない。でも半年前の自分も少し思っていることがあるのではないだろうか?
自分一人で生き抜ける知識と経験を身につけないといけない。って、だからキャンプを始めてみたり、自分一人でいろいろ作ってみたり知らない経験値を貯める行動を増やしてきたと思う。
登山は覚えることは非常に多いだろう。山によって特徴も特色も違うだろうし、覚えた経験がそのまま使えるってことも少ないかもしれない。一種の冒険のようである。
ただRPGのゲームに関してはレベル上げが好きじゃなかった。でも、人生のレベル上げは結構好きな方だったと記憶している。登山で覚える経験も生きていくというカテゴリの中では何も無駄がないと私は思う。
とあるアニメでも言っていた。「人と群れると人間強度が下がる」ソロ登山で人間強度爆上げしていこうぜ?
最後に
今回は登山の話は初回ということで、これくらいにしておこうと思う。これを読んだらマジで登山を始めた方がいい。そしてさらに若い自分に伝えることができる時があるのであれば、もっと若い自分に登山を勧めるように話してほしい。
サラリーマン時代の自分は横浜に住んでいたではないか。関東近辺をターゲットにすると、身近な登山できる山が無数にあるだろうし、少し足を伸ばすだけでも日帰り登山ができたかもしれない。実は登山環境に恵まれていたのに、その時の自分は気づけなかったということが多かったと思う。だから、可能であれば少しでも若いうちに気付いて始めておいてほしい。
今後も若いうちに始めておいてほしいということを書き溜めていきたいと思うので、また読み返しにきてほしい。きっとここの内容読んでいて良かったと思える瞬間がきっとくるはずだ。
自分は誰も教えてくれる人がいなくて、他人の活動を参考に今生きている。このサイトは自分による自分のためのサイトだ。きっと未来を生き抜く情報が書いてあるだろう。
少し長くなったが、ここまで読んでいただきありがとうございました。





